ライトグリーン・スカイ
それから何が変なのかとか、本当に2人だけだったのかとか…

まるでリポーターのように、次々に質問を投げ掛けて来る凛ちゃん。

だから昨日の出来事やら本当に2人だけだとか、質問に答えた。

答えた後に返って来た返事は“期待して損した”だった。

彼女は一体何を期待していたのだろうか?でも聞くのは少し面倒に感じたから、聞かないでおこう。

まだ尋達の名前を出してはいないせいか、(と言うか教えたくない)

凛ちゃんは尋の事を“桜の君”と呼び出した。栄兄ちゃんはただの“お兄さん”なのに。

「桜の君が好きなんだね…木葉は」

飲んでいた麦茶でむせてしまう。耳を疑ってしまった。私が尋の事を好き?

何処でそう感じたのかな…?あまり情報を出していないせい?

それとも別の何か?どれにしても有り得ない話だ。
< 22 / 201 >

この作品をシェア

pagetop