ライトグリーン・スカイ
「そういう木葉は?」

やっぱり聞いておいて答えないなんて、許されないか。

「ペンギン…」

イルカやアザラシ、シャチやアシカよりも私はペンギンの愛らしい姿が見たかった。

「本当、昔から変わってないな」

「確かに」

くすくすと懐かしむかのように笑うお兄ちゃんと、栄兄ちゃん。

そうなの?訳を知らない凛ちゃんよりも、私が首を傾げてしまった。

次に現れた魚は小さな水槽が幾つか並んでいて、

小エビとか、小さな生き物が気持ち良さそうに泳いでいる。

人だかりが多く、それだけしか見れない。時間が惜しくて、そのまま次の場所に行ったのは良かった。

ただ、気付いたら私だけになっていた。

皆夢中なのかと思いきや、後から現れたのは尋だった。
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