ライトグリーン・スカイ
「ははっ、そうかもしれないね」

真面目に返事をしないでよ。現実に引き戻されて、気分が悪いのに。

すぐに次の場所へと移動した。

さっき程の明るさではないものの、やはりそこも明るかった。

白い浮き島?のような物の上、そして水中には…

「木葉のお気に入りだね」

ペンギン達の姿。大きなペンギンから、小さなペンギンまでよりどりみどり。

姿は勿論、てってってっと歩く愛らしい姿、水中にダイブして泳ぐ姿、

水中から陸地に上がる時に、シュッと手(羽根?)を姿勢正しく伸ばして上がる姿。

どれを取っても、私から見て最高としか言う事が出来ない。

携帯片手に写真を撮ってしまいそうになるのを、じっと堪えるのが大変だ。

「我慢しないで良いんだよ?」

“僕の前だから遠慮せずにはしゃげ”とでも?

それは更に無茶苦茶な注文だ。
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