空と海









「別にそんな脅えなくても、もう何もしない………。」



「え………?」



私は、びっくりしながら総司の顔を見る。



「さっきは……ごめん……。永久の事情も考えないで、あんな事をして………。」



「あ…いや、私も約束を…守れなくって……ごめんなさい……。」



お互い、顔を見るのが照れくさくって、下を向いてしまう。







こうゆうとき何を話したらいいんだろう………。


岡田とか高杉さんの時はすんなり言葉が出てくるのに


総司といる時は違う


喉に言葉が詰まる


傷つきたくない

嫌われたくない


そんな思いが募る



握られた腕が熱く、熱く火照る

いつもそう、沖田総司に触れられる部分は熱いのだ








< 100 / 223 >

この作品をシェア

pagetop