空と海
早く、台所から永久の部屋にもどんねぇと、「元気だから大丈夫よ~」と言って仕事をしてしまう可能性が高い。
そんな事を思いながら、永久の部屋に帰ってみると、永久は仕事を………してはいなくて、目を開けて布団の中でボーッとしている。
「意外だな………。」
「ん…?どうしたの?」
俺が帰ってきていた事に気づき、こちらを向く永久。
仕事をしていたようには見えないし、俺が言ったことを聞いてくれたのか…?
それとも、本当はまだ、身体がだるかったり熱があるのか?
俺が予想していた行動を永久がしていなかった………。
それに俺は正直、驚いてしまう。