空と海
それから一時、私と岡田はいつも通りたわいもない話で盛り上がった。
岡田とはこうして話をしたり、お互いの悩みを言い合ったり、笑い会ったり………。
そうやっていられる。
心の中でいつの間にか岡田がそう言う存在になっていた。
お互いがお互いの事を理解しあえて、いつでも話せる関係だと………。
そう思っていた。
「あのさ………。」
だいぶ長い間話をしていた時だった。
岡田がいきなり真面目な顔をして私に話しかけてくる。
「何?いきなり………?」
私は半分笑い混じりに言葉を発する。