空と海









「次の仕事で俺死ぬかもしれない…。」





「え………?」



岡田から耳を疑う一言が発せられた。



「なに言ってるの…?また何かの冗談?」


いつでも強気で、どんなにつらい仕事でもなんなくこなしてきた岡田がそんな事を言うなんて信じたくなかった。





「冗談じゃない………。」



「ッッ!だったら、断ればいいじゃない…ッッ!何も岡田がすることない!」




私は動揺して、いつの間にか大きな声を出して岡田に言っていた。




「俺が…するしかないんだ………。」



「なんで!!!?嫌だ!やめてよそんなのッッ!」


視界がぼやけ、岡田がはっきりと見えない。






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