空と海









もうこの世岡田はいない………。









そう思いたくないのに、現実が私に岡田の死を突きつけてくる。





『永久!』





今にも聞こえてきそうな私を呼ぶ岡田の声。



もう、私を呼ぶことも、笑い会うことも、ましてや会えることも………ない。








「伝えにくるって………いったじゃない…。約束…したのに………。」





ひどいよ………。






そう思った瞬間、コトンと箱が私の手から落ちて中身のものが見える。















< 153 / 223 >

この作品をシェア

pagetop