空と海




そんな新選組の馬鹿みたいな会話が聞こえて少し、頬が緩む。


馬鹿だろみんな………。



そんな奴らだけど、俺が守りたいもの。





もし......


俺が永久か新選組を選ばないといけなくなったら俺はどちらを選ぶんだろうか?


そんな事はないと思うが、ふと、頭によぎってしまう。




「まぁ………そんな事は起きないか…。」


そう呟くと、仲間が来た………と言う安心からかグラリと身体が傾き敵の返り血などがついた畳の上に転げてしまう。




「ゴホッ、ゴホッ、カハッ…」




妙に身体がだるく息をするのが困難なほどが胸が苦しい。







なんだ…これ………?













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