空と海




「……?これは?」



「うちからの贈り物や。
あとで読んでぇな。
その時は、ちゃんと素直になりなはいな…。」



幾松さんは涙を流し、そして微笑んだ。






その幾松さんの姿はあまりにも綺麗で、桂さんがべた惚れな理由が分かる。





「春風さん....。これ、高杉から永久に渡してくれと言われた物だ。」


今度は桂さんが私の手にそっとある物をおいた。



「これ....万華鏡...。」




「高杉からの文に書いてあっだ一人前まであと一息だ。最後は自分の心に従えばいい。゙とな。」




た..かすぎ....さん





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