空と海
「あっ、あれは貴方が無理やり..っ!!」
「じゃあ、今から無理やりしてあげようか?」
ぐいっと近づく彼の顔
それをパッと交わすと逃げるように総司と距離をとる
「あれ、仲間なんじゃない?私となんか油売ってないで行ったら?」
私の指を指す方には浅葱色の羽織をきた人たちが数名、ジッと沖田総司を待ってる
「あ?あぁ、先に帰っとけって言ったのにな…………。」
「行って、あなたを待ってるんでしょう?」
そう、早く行ってよ………。
これ以上、あなたと関わったら…………
「嫌だ、永久が総司ってよんでくれたら行く」
「なっ!!?それは嫌ってさっき言ったわ!」
「呼んで」
「あ....っ.」
いきなり顔をグイッと掴まれて沖田総司が自分の顔の前で固定する。