空と海
「します!!ぜひ、やらせてください!」
私は畳を思いっきり押して、高杉さん達に言う。
「お!!!やってくれるか永久!!!!」
「はい。長州のためですからっ!」
そうだ。
私は長州の人間。
長州に尽くして、長州のために死ぬってきめたんだ。
「だったら、桂に早く連絡しなきゃならねぇな。」
「え?高杉さん……なんで、桂さんに………?」
「ん?あぁ、あいつに任せたらすんなり島原に入れるからな。」
島原にすんなり入れる?
そう言えば、島原は綺麗なおんな人とか、京言葉を話せないと駄目じゃないのかな?
どちらとも駄目な私がすんなり、島原に入れるはずがない。