空と海
「桂の恋仲の幾松っていう別嬪な舞妓が、永久に色々、教えてくれるし、島原に入れるように手引きしてくれるからな。」
笑いながらそう言う高杉さん。
それにしても……桂さんにそんな方がいたとは知らなかった…………。
どんな方なのだろう…。
桂さんの恋仲の人だ。
きっと優しい方なのだろう
「あ、でもあんま変な期待はすんなよ?桂が尻に敷かれるほど強気ないい女だから」
「へ?桂さん...が?」
尻に敷かれる?
「おっと、言い過ぎたか?まぁ、そう言う事だから、明日から幾松の所に行ってくれ。あと、壬生浪士や会津が何をしてくるかわかったら、すぐ伝えてくれ。」
「は、はぁ...」
曖昧な返事をすると高杉さんの部屋を出て行く私
高杉さんがあんな風に言うってことは...厳し方なのかな?
でも、これは私にしか出来ない仕事…。
頑張らなきゃ!!!!!!