空と海
「壬生浪士組、別名、壬生狼(みぶろ)、敵とみなした者は容赦なく斬り捨てる、その姿は飢えた狼といわれる、いわば私達の敵ですね」
狼...
思わずゴクリと唾を飲む
「その壬生狼というのはやはり強いのですよね?」
「はい。かなりの腕の持ち主達だとか……。」
「でも、こちらにも高杉さんや桂さん、岡田だっています!壬生狼にだってまけませんよ!」
「はい、きっと大丈夫でしょう。たかが腕がたつだけで、農民の寄せ集めと言われてますし、何よりこちらにも壬生狼に負けない腕の持ち主達がいますからね、あっ、ほら、団子来ましたよ。」