空と海





「おい、新八!えらい長くその子とはなしてんじゃねぇか!」




「んぁ?左之ッ!!お前こそ腹踊りはいいのかよ。」




いきなり私の真後ろから声がして振り返ると、たしかさっきまで腹踊りをしていたはずの原田さんがいた。


「ちょっと、騒いだからのど乾いちまってな……。酒でも飲もうと思ったんだが…。ん………?」



(あっ...ばれ..る?)



慌てて私は他の壬生浪士組の所に移動しようとして立ち上がったが、グイッと原田さんから腕を引っ張らてしまう






「なぁ、お前、俺とどこかで会ったことあるか………?」


ジッと私の顔を見る原田さん。


「えッ…あッ………。」






私は何もいえず、ただ下を向くしか出来ない。












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