Last Mission






「え…」








-グイッ



「…っ!!」






後ろから抱きしめられていた体制から


クルリと体を反転させられる。







驚きで固まる自分と、平然と笑みを浮かべながらこちらを見下ろす有沢。









「どうして…」




挨拶でもするかのように、サラリと告げられた彼の信じられない言葉…







ここに来る前から、必死で隠していたのに





私が



女だってこと








< 304 / 699 >

この作品をシェア

pagetop