Last Mission



「斉藤からここ数日、

全く手をつけられないまま、そのメシが返されているらしい。」






「はあ!?」


「それって…数日まともにメシを食ってないってことですよね!?」







「ああ…たぶん、そうなる…。」







若干言いよどみながらも、仲間の男は静かに頷いた。












「あのバカ…っ!」


「おい、一澤っ」







一澤はつかみ上げていた男を解放すると、里緒菜の部屋のドアの前へと勢いよく駆け寄っていく。





< 415 / 699 >

この作品をシェア

pagetop