Last Mission



「腕…離せよ」



「一澤、



少し落ち着け。」





「…っ」








瞬間、一澤は水城を強く睨みつける。









「何をどう落ち着けってんだ!?

斉藤の身に何かあったかもしれねんだぞ!!」






呼び掛けても返事はない


メシもろくに喉を通してない






とすると、考えられる事態は一つなのだ。







一刻でも早く安否を確認しなければならないというのに…



未だ廊下の向こうから仲間たちが戻ってくる気配はない。






< 419 / 699 >

この作品をシェア

pagetop