Last Mission



「あー、ちょっとあんたら、下がってて」



「え…?」








突然、部屋の前へと移動したかと思うと…



彼は一言、みんなに言った。







同時に







-バサリ





「え!?」







腕に抱えていたブレザーを、横にいた海薙へと投げつける。


一澤は慌ててそれをキャッチした。








瞬間、きつめの香りが一澤の鼻を刺激する。






「…っ」



「あー、それ奏太のだから。


ちょっと預かってて」






< 425 / 699 >

この作品をシェア

pagetop