Last Mission
顔を歪めた一澤に、クスクスと笑う有沢。
一体、何をしようとしているのか…
仲間たちは不思議そうにしながらも、言われた通りその場から数歩離れる。
「お前らも離れてたほうがいいよ」
真横にいた一澤、水城、上沢の3人に有沢が微笑みながら視線を流す。
その言葉にすばやく水城と上沢は後ろへと下がった。
ただ…
一澤だけは、その場から動けずにいた。
「……」
取り憑かれたように、ただ有沢をジッと見つめている。
この人は一体
何を考えてる…?
そんな一澤に、
有沢は二度と…同じことは言わなかった。