Last Mission
そのまま回された手は一澤の視界をすぐに遮った。
まるで目の前の光景を、
見せまいとするかのように…
「有沢さん!?何す…!!」
「お前らは部屋に戻っとけ」
腕の中でもがく一澤を無視し、
有沢は後ろを振り返り、突然みんなにそう告げた。
「え…」
当然目を見開き、戸惑う仲間たち。
だが副総長の命令…下手に逆らうこともできない。
何人かは首を傾げながらも、素直に自分たちの部屋へと引き返していく。