Last Mission
行かなきゃ・・・
時計台の告げる音を待っていたかのように、
私は座っていたベッドから立ち上がる。
-数日前から、ずっと考えていたんだ
私はこれからどうすればいいんだろうって
どうすればここにいる大切な人たちを、大好きな人たちを
傷つけなくて済むんだろうって・・・
難しいようで、答えは単純だった
私に力があればいいんだ
私自身が弱いから、みんなは自分に手を貸そうとする
・・・だって優しいから
私にもっと力があれば
逆に有沢や一澤たちを守れるくらい、強かったら・・・
もう少し今の自分を好きになれていたかもしれない