Last Mission
きっと過去に二度、同じ経験をしているからだ
頭ではあまり覚えていなくても体の方は覚えているのだろう
・・・にしても。
「これは・・・やりすぎた・・・?」
思わず片腕へと視線を落とす
そこには・・・
滝のようにダラダラと血があふれだした自分の左腕。
「強さ」の代償が「痛み」であったとはいえ、
これは少々・・・いや、だいぶやりすぎたかもしれない
なぜなら先程から・・・
得体の知れない力が体を流れていて
自分で制御しきれていないのだから-・・。