Last Mission



ポタポタと・・・




滴る血が流れ落ちては地面のアスファルトへと消えていく






それと同じように私自身も、



夜の闇へとにじんでいく・・・。





















清来のアジトの場所を





私はだいたいの位置しか把握していなかった










それでも迷わず歩を進めていけるのには、



理由がある


















匂いがするのだ






















汚れた・・・強い血のにおい

















それは多くの人間たちに紛れて






あたかも自分自身らを強く主張するように








ネオンの輝くこの・・・派手な街の遥か向こうから漂ってくる。






















< 574 / 699 >

この作品をシェア

pagetop