Last Mission
ポタポタと・・・
滴る血が流れ落ちては地面のアスファルトへと消えていく
それと同じように私自身も、
夜の闇へとにじんでいく・・・。
清来のアジトの場所を
私はだいたいの位置しか把握していなかった
それでも迷わず歩を進めていけるのには、
理由がある
匂いがするのだ
汚れた・・・強い血のにおい
それは多くの人間たちに紛れて
あたかも自分自身らを強く主張するように
ネオンの輝くこの・・・派手な街の遥か向こうから漂ってくる。