Last Mission



「大丈夫って・・・全然大丈夫じゃないじゃないか!!


あんた、悪い大人にでも絡まれたんだろ!?」










やはりこうも人通りが多くなるとこの腕は目立ってしまう




けど血があふれ過ぎて隠しきれるものでもないし・・・






黒凪の屋敷では止血する余裕も時間もなかった















「子供がこんなとこウロウロすんじゃないよ!待ってな、今救急車呼んでやるから!!







言いながら大きな建物へと女性は姿を消した

















(ありがとう・・・)









名も知らないその女性に・・・心の中で静かにお礼を言う



















女性が戻ってくるのを待つこともなく・・・













私は再び夜の街を歩き始める



































< 577 / 699 >

この作品をシェア

pagetop