Last Mission



「こ、こいつだ!!こいつが侵入者だあ…!!」






ひとりの男が叫ぶ。




同時に…





「…んだと?」





他の男たちの目に、鋭い眼光が走った。








それでも…





私の表情が崩れることはない。













「おい、てめえ…



勝手に許可なく屋敷に入り込んで、ただで済むと思うなよ?」








ひとりの男がニヤリと笑ったときだった。












「こいつを捕まえろー!!!!」





「おらあああああああっ!!」









目を血走せた清来が、凄まじい形相で一気に私へと襲いかかってくる。
















私は一度…






呼吸を止めた。



























< 622 / 699 >

この作品をシェア

pagetop