Last Mission
「こ、こいつだ!!こいつが侵入者だあ…!!」
ひとりの男が叫ぶ。
同時に…
「…んだと?」
他の男たちの目に、鋭い眼光が走った。
それでも…
私の表情が崩れることはない。
「おい、てめえ…
勝手に許可なく屋敷に入り込んで、ただで済むと思うなよ?」
ひとりの男がニヤリと笑ったときだった。
「こいつを捕まえろー!!!!」
「おらあああああああっ!!」
目を血走せた清来が、凄まじい形相で一気に私へと襲いかかってくる。
私は一度…
呼吸を止めた。