Last Mission



要が、生きてるかもわからないこの状況で…







迷惑をかけてしまっているのはわかってる。



だけど、今の私はただ目の前の画面を見つめていることで一杯一杯だった。





私はひたすら待っている。



この小さな画面に、「要」と一言



表示されるのを…。








そこへ、




-ガチャ






誰かがリビングに入ってくる。







「…っ、旦那様!」



お父様…?







視界の隅で、使用人が慌てて頭を下げているのが見える。






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