俺様総長に胸キュン
ともや side
(さほ、遅いな。)
「ねぇ、うちらと遊ばなぁい?」
(誰だよ。)
「ねぇ、無視しないでよ〜。」
(あぁうぜぇ)
(香水臭ぇ。メイク、ケバすぎ)
(てか、なにげ、胸押し付けてきてるし。起つもんも起たねぇよ。あぁあ、早くさほに会いてー。)
など考えながら、周りをみたら、さほがこっちをみて、固まっていた。

だから俺は、さほに近づいたら、走ってどこかに行ってしまった。


(はぁあ?何処に行くんだよ!)

「ちょっと〜待ってよ〜〜」

後ろで寄ってきた女たちが叫んでいた。

俺は、それを無視して、さほを追いかけた。

(おい、どこまで走るんだよ!)





俺は、さほに追い付いて腕を掴んだ。
「おい、待てよ。」
「やめて!」と、言われて手を振り落とされた。
(はぁあ?何で!)
「おい、どうしたんだよ。」
「いいの、ほっといて!」……………………………………………………

さほと言い合っていると、だんだん泣いていた意味がわかった。
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