俺様総長に胸キュン
「よし、行くぞ。」
「うん」
私たちは、下校時間ギリギリで校門を出た。
やっぱり、カレカノだから手は繋いで歩いた。








(もうついちゃったなぁ。)
「おい、これやる。」
「えっ、何?」
「ん、」
「えっ、いいの?」
それは、デートした日に私が見つめていたネクレスだった。
「さほが、欲しそうにしてたから買っといた。」
「ありがとう。大切に使うね。」
「おぅ。なくしたり、壊したりしたら覚えとけよ。」
「はーい。了解!てか、なくさないし(笑)」
「じゃ、もう家ん中入れ。じゃぁな。」
「うん。バイバイ。」
ガチャ
「ただいま〜」
「おかえり。」
私が《ただいまー。》と言うと、キッチンからお母さんが顔だけ出して、あいさつをしてくれた。
「さほ、ごはんできてるから、服着替えてきな。」
「はーい。」
そして、私は、自分の部屋に入って、部屋着に着替えた。
< 86 / 100 >

この作品をシェア

pagetop