MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜

同日・生徒玄関

周りには誰もいない正面玄関。

1年生の靴箱の側で。


「―――……っっくぁー!!!!」


傷が大きな伸びをすると、後ろから肩を叩かれた。


部活の皆程慣れてはいないが、つい最近感じた気配。


これは…………





「生徒会長、さん」


振り返ればそこには、数時間前に会ったばかりの会長の姿が。


「蔆哉だよ。黼浦蔆哉。出来れば淳夜と同じように‘蔆哉さん’と呼ばれるのを希望」


「はぁ…………そうスか」

あの人幼なじみ……ね。



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