MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
本当の所、どうなんだろう。


《家族》の事まで知られているのか。


それとも俺個人の情報に限定されているのだろうか。

いや、それだけならまだいいかもしれないけれど。








もしも。







もしも知りすぎていたら?







その時は。







その場合は。









「それで、傷。………傷?」


「!! あ、あぁ、悪ぃ。ちょっとぼーっとしてた」

慌てて首を振り、意識をしっかりさせる。しっかり保たせる。


別に、知られてたってどうもしないんだろうなぁ。きっと。


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