MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「ワンワン!!」
「ガルルルル…………!!」
仲間を撃退されて怒ったのか、他の犬達が鋭い犬歯を剥き出しにして迫って来た。
「数はざっと30匹くらいかな…………って琴ちゃんは?」
今更ながらか弱い女子の事を思い出し、慌てて周りを見回す傷。
「え?とっくの間に逃げたよ」
…………速いなオイ。
「え?まさか気付かなかったの?」
「傷くんともあろう人が、ちょっとワンちゃんに気を取られすぎじゃないのー?」
「うっせぇ!!だってこの犬おかしいだろ!!もはやワンちゃんとか言ってられるレベルじゃねーよ!!」
さっきからキレてばかりの傷だが、見るべきところはちゃんと見ている。
「見てみろよ、コイツらを!!全員ちゃんと首輪をつけてるだろ!!」
「あ、ホントだ」
傷の言う通り、どの犬もお揃いの赤い首輪をつけていた。
「つまり、このデカワンコには飼い主がいるって事だね?」
「その通り!!おい!淳夜さん!」
「ん?何だい?」
突然傷に呼ばれ、目の前の犬にお手を教えようとして結局手を噛まれていた淳夜は顔をあげた。
「何やってんだあんた!?ってそうじゃなくて、このデカワンコはどこのどいつがけしかけて来たんだ?」
「え?さぁ」
「……は?」
「いや、だからさぁって」
「え!?何で分かんないの!?つーかお前らさっきまでドコ行ってたよ!?部長達と一緒に出かけてたんだろ!?」
「あぁ、それなら…………」
「グルルルル………!!」
「ガウガウガウ!!」
「「「げ」」」
遂に痺れを切らしたのか、ずっと唸り続けていた犬達が一斉に襲いかかって来た。
「っ…………まずはコイツらを片付けるのが先みてぇだな!! 行くぜ!!」
「「おう!!」」
「ガルルルル…………!!」
仲間を撃退されて怒ったのか、他の犬達が鋭い犬歯を剥き出しにして迫って来た。
「数はざっと30匹くらいかな…………って琴ちゃんは?」
今更ながらか弱い女子の事を思い出し、慌てて周りを見回す傷。
「え?とっくの間に逃げたよ」
…………速いなオイ。
「え?まさか気付かなかったの?」
「傷くんともあろう人が、ちょっとワンちゃんに気を取られすぎじゃないのー?」
「うっせぇ!!だってこの犬おかしいだろ!!もはやワンちゃんとか言ってられるレベルじゃねーよ!!」
さっきからキレてばかりの傷だが、見るべきところはちゃんと見ている。
「見てみろよ、コイツらを!!全員ちゃんと首輪をつけてるだろ!!」
「あ、ホントだ」
傷の言う通り、どの犬もお揃いの赤い首輪をつけていた。
「つまり、このデカワンコには飼い主がいるって事だね?」
「その通り!!おい!淳夜さん!」
「ん?何だい?」
突然傷に呼ばれ、目の前の犬にお手を教えようとして結局手を噛まれていた淳夜は顔をあげた。
「何やってんだあんた!?ってそうじゃなくて、このデカワンコはどこのどいつがけしかけて来たんだ?」
「え?さぁ」
「……は?」
「いや、だからさぁって」
「え!?何で分かんないの!?つーかお前らさっきまでドコ行ってたよ!?部長達と一緒に出かけてたんだろ!?」
「あぁ、それなら…………」
「グルルルル………!!」
「ガウガウガウ!!」
「「「げ」」」
遂に痺れを切らしたのか、ずっと唸り続けていた犬達が一斉に襲いかかって来た。
「っ…………まずはコイツらを片付けるのが先みてぇだな!! 行くぜ!!」
「「おう!!」」