MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
7月20日(火)・昼飯時
とある県のとある町に、その中学校はあった。
創立されてから今年で14年目になる校舎は、比較的まだ新しい。
広いグラウンドで、3年生が抜けた野球部がバッティング練習をしている。
小さいけれど小綺麗な花壇には、まだ花は咲いていなかった。
『……普通の、ただの中学校じゃねぇか』
そうだ、あの時はまだそう思っていたんだった。
「なぁ。いつからこんなにおかしくなったんだろうな」
「…………ぼくが記憶している限り、ショウ君が現れてからなんだけど?」
「はぁ?逆だろ?お前らがでしゃばって来てからだって」
「何言ってんのさ、僕達のテリトリーに先に踏み込んで来たのはショウ君でしょ」
「何がテリトリーだ。変人が集まって徒党を組んでるだけだろうが」
「そう言う君の方が変人じゃないか!つーか最早変態なんじゃない?」
「ンだとコラ!!もういっぺん言ってみやがれ!!」
「何度でも言ってあげるよ変態!!」
「上等だ、今日こそ決着つけてやるよ!!いつもの河原行くぞ!!!!」
―――暴走していく日々。
「青春と呼べ、青春と」
創立されてから今年で14年目になる校舎は、比較的まだ新しい。
広いグラウンドで、3年生が抜けた野球部がバッティング練習をしている。
小さいけれど小綺麗な花壇には、まだ花は咲いていなかった。
『……普通の、ただの中学校じゃねぇか』
そうだ、あの時はまだそう思っていたんだった。
「なぁ。いつからこんなにおかしくなったんだろうな」
「…………ぼくが記憶している限り、ショウ君が現れてからなんだけど?」
「はぁ?逆だろ?お前らがでしゃばって来てからだって」
「何言ってんのさ、僕達のテリトリーに先に踏み込んで来たのはショウ君でしょ」
「何がテリトリーだ。変人が集まって徒党を組んでるだけだろうが」
「そう言う君の方が変人じゃないか!つーか最早変態なんじゃない?」
「ンだとコラ!!もういっぺん言ってみやがれ!!」
「何度でも言ってあげるよ変態!!」
「上等だ、今日こそ決着つけてやるよ!!いつもの河原行くぞ!!!!」
―――暴走していく日々。
「青春と呼べ、青春と」