MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜

「あははははは！！」



突然淳夜が声を上げて笑いだした。



「嫌だなぁ、心配してるのかい？大丈夫、由奈達は元気だよ」


「テメェ……まだ隠す気かよ」



こうなったら仕方がない。

ぶん殴ってでも吐かせてやるしか…………



「待って。傷君」


「！！　琴ちゃん！？」



今まで黙っていた彼女は、自分の胸ポケットから一枚の紙を取り出した。



「……淳夜先輩。授業の間に、もう情報は仕入れてあるんですよ」


「げ」



琴葉が持っているその紙は写真だった。



「先輩。由奈さん達や他の中学校の生徒と一緒に隣町付近まで行ったあなたの姿が、こうして目撃されています」