MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
ボソボソと小声で会話する傷と大志を尻目に、琴葉は淳夜に追い打ちをかける。
「淳夜先輩。何故隠そうとするんですか?しかもあなたや由奈さん達と一緒に行動していたのは、県内でも名の知れた強者達ばかり」
「う…………」
「え?マジで??」
「写真見せて―」
「はいどうぞ」
「う−……傷と大志はあんまり関わらない方が……」
「先輩は黙ってて下さい。これ以上無断で調べを進められたくはないでしょう?」
「はい……」
さっきまでのスマイルはどこかに忘れて来てしまったらしく、琴葉に写真を突き付けられる度に言葉を詰まらせる淳夜。
しかしそんな事はお構いなしの琴葉は、写真を傷と大志に渡す。
「あ!足家中の大村くん!!」
「紙来中は二強が揃ってるな」
「見てみて!動模中の笠羽くんと管野くん!この前半殺しにしたばっかなのに、もう復帰したんだね」
「首怪中四天王もいるし…………」
「あれ?三人しかいないよ?」
「小川だろ?この前病院送りにしてやった」
他にも大勢の名高い不良達の姿が写っている写真を楽しそうに眺めていると、淳夜がため息をついて口を開いた。
「あーぁ……折角足止めしてたのに」
「はぁ?足止め?」
「あら、淳夜先輩。正直に喋る気になりましたか」
「うん、まぁね。全く、琴ちゃんには参ったよ」
「淳夜先輩。何故隠そうとするんですか?しかもあなたや由奈さん達と一緒に行動していたのは、県内でも名の知れた強者達ばかり」
「う…………」
「え?マジで??」
「写真見せて―」
「はいどうぞ」
「う−……傷と大志はあんまり関わらない方が……」
「先輩は黙ってて下さい。これ以上無断で調べを進められたくはないでしょう?」
「はい……」
さっきまでのスマイルはどこかに忘れて来てしまったらしく、琴葉に写真を突き付けられる度に言葉を詰まらせる淳夜。
しかしそんな事はお構いなしの琴葉は、写真を傷と大志に渡す。
「あ!足家中の大村くん!!」
「紙来中は二強が揃ってるな」
「見てみて!動模中の笠羽くんと管野くん!この前半殺しにしたばっかなのに、もう復帰したんだね」
「首怪中四天王もいるし…………」
「あれ?三人しかいないよ?」
「小川だろ?この前病院送りにしてやった」
他にも大勢の名高い不良達の姿が写っている写真を楽しそうに眺めていると、淳夜がため息をついて口を開いた。
「あーぁ……折角足止めしてたのに」
「はぁ?足止め?」
「あら、淳夜先輩。正直に喋る気になりましたか」
「うん、まぁね。全く、琴ちゃんには参ったよ」