MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「夏くん、冬くん、姉ちゃんは?」


「そうだ、お前ら部長と一緒にいたんだろ?」


どうやらこの場にいたのは双子だけだったようで、傷と大志はいまだ現れぬリーダーの居場所を彼らに尋ねた。


「あー、今はその話はナシね」


「何でだよ?」


「傷、大志、あっちあっち」


「「???」」


冬杜が指差した方向に目を向けると。


「「……………」」


「「ねー?分かったでしょー?」」


傷と大志は揃って黙りこみ、夏杞と冬杜は揃ってケラケラ笑った。



「ガルルルル………」


「ギャンギャンギャン!!」



「…………青い首輪のデカワンコ」


「…………がいっぱーい」

「一体一体はそう強くもないんだけどさ〜」


「なんせ数が多いからね〜」



「「ちょっと手伝ってくれない?」」



< 43 / 138 >

この作品をシェア

pagetop