MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「でも、アイツがあれを作ったって証拠がある訳じゃないし。多分違うな」


「そんなもんなの?」


「てかアイツって?」


「ただのマッドサイエンティストだよ……………って、今はそんな事言ってる場合じゃないだろうが」


傷は頭を振って話題を変える。


「取りあえず、俺は家に帰る」


「「「えーっっ!!」」」

「『えーっっ!!』じゃない!言ったろ、俺には関係ないって」


「傷くん!!大切な僕らの部長が心配じゃないの!!??」


「気にならない訳じゃねぇよ」


「じゃあどうして!!!!」


傷に噛み付かんばかりの勢いの大志に、傷はキッパリと言い放った。








「あの人は心配する程弱くねぇ。それはお前が一番よく知ってるだろ」







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