MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「あ、このワンコども?いやー、ちょっと手こずっちゃって」




「グルルルル…………!!!」


「ガウガウガウ!」




「部長。あんたずっとコイツらの相手してたのか?」

「あ―、ううん、さっき襲われたの」


「……はぁ。手伝ってやるから、とっとと終わらせようぜ」


地面に転がっていたナイフを拾い上げ、部長に手渡した。


「お。貸してくれんの?」


「だってあんた、素手じゃねぇか。それじゃ時間かかるぜ」


「傷は?」


「コレで十分です」


ポケットから図工用のカッターを取り出した。


「うっわ、ショボーい」


「うっさい!!」



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