MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「このまま君の喉をかっ捌くのも手だけれど、中学生という立場上止めておいた方がいいだろう」


「くっ……!」


「それでもまた急に襲われちゃ適わないから、ビル・ゲイツ、離すなよ」


「グルル……」


ビル・ゲイツは物足りなさそうに唸ったが、淳夜の言葉に背くような事はしなかった。


「うーん、取り押さえたのはいいけど、これからどうしよう」


淳夜は楽しそうに口元を歪めながら、悪意の籠った目付きで千羽を見据えた。


なんかもう完全に悪者の顔。


「失礼な。先に襲って来たのは彼女の方なのに…………」




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