MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜
「……あっち」
「「「げ」」」
傷が顎でさした方を見て、大志と双子が同時に言った。
そこは、左右に開かれた校門のちょうど中心。
二人の男が、向かい合って立っていた。
一人は久保で、既にさっき弾かれたのとは別の鎖分銅を両手に持っている。
もう一人はあまり見慣れない生徒で、右手には三本、左手には二本のクナイをそれぞれの指の間に挟んでいた。
「テメェ……何しやがる…………!!」
久保が低い声で問うと、
「別に。部下を守る為に、当たり前の事をしたまでだけど」
相手は、涼しい顔をして返した。
「「「げ」」」
傷が顎でさした方を見て、大志と双子が同時に言った。
そこは、左右に開かれた校門のちょうど中心。
二人の男が、向かい合って立っていた。
一人は久保で、既にさっき弾かれたのとは別の鎖分銅を両手に持っている。
もう一人はあまり見慣れない生徒で、右手には三本、左手には二本のクナイをそれぞれの指の間に挟んでいた。
「テメェ……何しやがる…………!!」
久保が低い声で問うと、
「別に。部下を守る為に、当たり前の事をしたまでだけど」
相手は、涼しい顔をして返した。