[完・短編]小さな告白。



待ち合わせ場所に到着したとき、初めて見た私服にドキッとした。


相変わらずボーリングも上手いあいつは持ち前の明るさで周りにどんどん人が集まっていく。



あたしも




「上手じゃん」




て言いたい。



だけど、あんなに明るい女子じゃないし、あた
しなんかが寄ってきても迷惑だと思う。


結局、笑ってる彼をあたしは遠目で見つめてるだけだった。













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