嫌いなアイツとLove game♥
『凌ー、だれ この子?』
と 考えていたのも束の間 隣から
甘ったるい声が聞こえて
声のもとをたどると きれいな栗毛を
ふわり 揺らす可愛らしいこがいた。
自然とイライラが募る。
そうこいつは、私の隣人
そして幼馴染みで初恋の相手 成澤 凌だ。
今日もまた女を連れ込んでいたらしい。
昔は優しくて超出来た子
ってかんじだったのにねー。
『んー、なんでもねえよ。行くか』
私から自然を外したとたんに 冷たい顔から
いつもの爽やかスマイル変える。
「なんにもないことないでしょ!」
そんな姿にたまらなくなって強く言い返す。
『へー、なに強気だね』
「な、そっちが悪いんでしょ」
『砂羽 お前先いってろ』
砂羽と呼ばれた彼女は 急にむすっと
不機嫌な顔になり私を睨む。
あんたのせいで、とでもいうように。