この恋、極秘恋愛につき社内持ち込み禁止
結局、リーマンさんが誰なのかは不明のまま。タダ酒をガブ飲みしたおかまちゃん達は酔いつぶれ、椅子や床に転がって爆睡状態。
ママやミミさんまでもが、気持ちよさげに眠ってる。
「皆、だらしなねぇな~」
「銀が強すぎなんだよ」
「そう言うミーメは、珍しくシラフだな」
「まぁね。なんだか嬉しくて酔えなかったよ。今日は、ホントにありがとね。銀の気持ち凄く伝わってきた」
「たったら、もう浮気するんじゃねぇぞ」
私の髪を何度も撫で、頬に軽いキスをする。
「浮気なんてしてないよ」
「ニンジン頭とキスしたろ?」
「それは~赤毛さんが勝手に……」
「まんざらでもない様な顔してたくせに」
私が一番弱い耳元で囁きながら、長い指がスカートの中へと滑り込む。
「こんなとこで……ダメだよ」
「ちょっと触るだけだ」
なんて言ってたくせに、銀の指は止まるどころか、どんどんエスカレートしていく。そして、ブラウスの胸元は大きくはだけ、スカートは捲り上げられる。
ブラの上から胸にキスしながら、唇でソレを徐々にずらしていく……
「誰か……起きたら……」
「その時は、見せ付けてやるさ」
辺りを気にしながら、今にも漏れそうな声を必死で堪え、銀の愛撫に身を委ねる。
「ちょっと触るだけって言ったのに……」
「この状態で、やめられるのか?」
「……ッ、もう無理」
何度も私の体に刻まれる銀の"愛の証"俺のモノだと言わんばかりに
強く、激しく刻印されていく。
熱く甘い蜜に満たされ、銀の愛に溺れる……
「見られてるかもしれねぇぞ?」
掠れた銀の声がより気分を高揚させ、何時しか羞恥という感情は消え去っていた。そして、銀の髪を乱しながら小声で懇願する。
「もっと、強く抱いて……」
乱れ合い。求め合い。私たちは秘密の時を共有している悦びに浸りながら同時に果てた。その後も、何度も深いキスを交わす。
そして私は、銀の腕の中で、願う――
この愛が、永遠に続きますようにと……