卒業【短編】
一年たった今、まだあの気持ちを思い出すことができます。
しかし、人間の記憶はそう長くは持ちません。
大切な記憶さえ、いつかは忘れてしまいます。
大切だったことさえ、忘れてしまうかもしれない。
こんな気持ちを体験できたのは初めてでした。
だから、いつまでも憶えておきたい。
それを形にしたのがこの作品です。
内容はフィクションですが、あの日感じた恋に似た想い、失恋に似た喪失感。
感じたことを物語として描きました。
設定もありきたりですが、もしこれを読んで少しでも共感していただければ嬉しく思います。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
2014.03.03