actually
倒れた侵入者はピクリとも動かない
「殺したの?」
「は?まさか。
峰打ちだよ。むやみやたらに人を殺すわけないだろ
(後処理が面倒だから)」
ハルさんの言葉と表情で彼等の言っていた
人を殺さない、という言葉を信じていいのだと思えた
そして・・・・私の今の現状も把握できた
「私は今日から"SEASON"のメンバー、と言うことは間違いないんですか?」
誰に聞いた訳でもないが
答えたのはソラさんだった
「そうだよ。君は今日から
決して本名を名乗ってはいけない
素顔で居るときは必ずウミと名乗れ。
間違ってでも本名を名乗れば"田嶋舞"の親戚から知人まで全てが危険に晒される。」
「はい
じゃあ、皆さんも偽名を使ってるんですか?」
「そうよ。私達の名前は自然からとってきてるの
ハルは春、ソラは空、ダイは大地、そして私は秋」
「へー。ん?ダイさんってたれ目さんの事ですか?」
「あ、自己紹介してなかったっけ?
僕の名前はダイだよー
主に情報担当かなー。後、皆の送迎係り!」