actually
ハルsaid
俺は車に乗り込むとスーツを早く脱ぎたくて
早速着替えにとりかかった
いつものことだから、アキもトランクの中から着替えを出してくれている
隣にいるウミは相変わらずボーッとしている
だが、こいつはボーッとしてるわりに頭の中で色んなことを考えていて
突拍子もないこと言うから恐ろしい
「あ、あったあった。はいこれハルの着替え」
「おっサンキュー」
これでやっとこの動きずらさから解放されるぜ
アキはまだトランクをあさっている
「はい、これはウミのカツラ・・・ってウミ顔真っ赤だよ?」
え?まさか・・・
そう思って横に視線をやるとウミは案の定
俺を見て顔を真っ赤にしていた
ま、まじかよ
ネコの様にクリクリとしてて少しつり上がった目に
腰まではないが長い黒髪
少し低めだが筋の通った綺麗な鼻
可愛いというよりは綺麗系の顔をしているウミ
彼氏の1人や2人、いると思っていたが
それは、アキも同様だったらしい
少し驚いた顔で
「ウミってもしかして、純情乙女?」
「まあ、彼氏いない歴イコール年齢ですよ」
その容姿で彼氏居たことないって
スゲーよ、逆に