actually


「変装なんて日常茶飯事だからな」


な、なるほどー



「さ、ついたよー。みんな降りて」



ダイさんの声でみんなぞろぞろと車から降りていく



真ん中の席に座っていた私は一番最後に降りた




降りた場所は何処かの車庫の中



車庫には私達が乗ってきた車以外に
数台の車と4台のバイク



「ウミー、こっち」



車庫をキョロキョロ見回す私に声をかけてきたソラさんは
扉を開けて待っていた




他の3人は車庫の中には既にいない

どうやら先にその扉の向こうに行ってしまったようだ






「今いきます」




そう返事をして扉の向こうに行くと


そこには長い階段がある




普段は背中で揺れている髪の毛が無いことの少し違和感を感じながらのぼっていくと




再び扉があった




思いきって開けてみるとそこは玄関だった

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