actually
「お、おじゃましまーす・・・・」
「どうぞー」
後ろからきたソラさんが返事をする
内装はなんともボロっちい家だ
例えるなら廃校してもうすぐ壊されるであろう木造校舎
やけに広いというのを抜かせば私の住んでたマンションの方がずっといい
っていうかそっちがいい
流石に人様の家の悪口なんて言えないから
心の中で悪態をつく
一本道の廊下を少し進むとリビングへと通じるのであろう扉
ボロっちい廊下に対してやけに綺麗な扉だ
明らかに怪しい
でも進むしかない。廊下は寒い!
と言うことで扉を開けると
それはそれは広いリビング。
まあ不思議なことに廊下のボロさとは対照的に
新しさがにじみ出ていてそれでいて気品ある家具たち
大きなオープンキッチンとそれに見合うダイニングテーブル
先に着ていた3人は何故か座らずに広いリビングに立っていた