actually
「・・・此処どこですか?」
私は扉から一番近くにいるアキさんにたずねる
「ここは私たちのhomeよ。」
「はい?」
homeって家だよね
家って言えよ、家って。
「ここはね、さっき居たマンションと違って簡単には見つからないんだよ。だから裏社会で生きる僕たちにとって唯一安心して過ごせる場所なんだ」
アキさんの答えを補足するようにダイさんが説明する
「だからhome・・・」
「"家"だったら世界中に僕たちは持っているからね」
「・・・別荘?」
「うーん。別荘ではないけど仕事をするときに拠点が必要だから、その時に使うのよ」
裏社会にはいろいろあるらしい