actually
それからは全てが見よう見まねであった
剣のはらいかたとかはらいかたとかはらいかたとか・・・・・・
ぶっちゃけ、はらいかたのみを教えられた後は
「実戦あるのみ。」
と言って真顔で斬りかかってくるハルの刀を必死で受け止めることになったウミ
前からだけなんて思ったら大間違い
横からも、たまに一瞬で後ろに移動して攻撃してくるものだからウミの恐怖は半端ではない
とてつもない恐怖を感じているようだったが必死すぎて涙も出なかった
どれくらいたったのだろう
集中してたから一瞬のことのように感じたウミだったが
実際に受けた攻撃はかなりの数
刀を持っている手の汗はとても多くこんな手でよく握れたなと自分の事ながら感心する
そして手のひらも痛くてそろそろ限界というところだった
「お前、なかなか筋がいいな」
ハルが攻撃をやめた
「・・・・人間ころされそうになれば死に物狂いで頑張るからね」
「・・・・」
無言が返ってきた